荒川淳子
1955年生まれ 名古屋市在住
著書「からだは心の道しるべ~闇と光とともに生きる~」
2016年3月10日発売 アマゾンサイト ⇒ 📚📚📚 電子書籍版
私の人生の縮図であり、セラピストとしての思いや在り方を凝縮して書きました。ぜひお手に取ってください。
【平凡な日常の中で】
ごく普通のサラリーマン家庭にふたり姉妹の長女として生まれました。お姉ちゃんであり、家の跡継ぎとして育ち、不自由のない生活でした。その中で、今の私を育ててきたもの、今の私が手放してきたものがたくさんありました。そして、ごく普通に結婚し、子育てし、三人の子どもの母親としての生活がありました。学校のPTAや子ども会の役員をする中で、人間関係に疲れ果て、もともと自己否定の強かった私は、自分に自信が持てなくなり、苦しくなっていきました。
【生涯学習との出会い】
その頃、1993年に「生涯学習」に出会いました。「自分を生きる・自分を育てる」ことを意識するはじめの一歩でした。その後、名古屋市の生涯学習相談ボランティアとして活動し、会の運営、講座の企画運営なども経験しました。人と関わりあう中で、私は何者なのか、家族の中での私とは、人と接する時にどう在りたいのか、何を大切にしたいのか、さまざまな自分を再発見し、確認する日々でした。
【突然のできごと】
2007年1月・・・命より大切なものが手のひらからこぼれ落ちてしまいました。お正月明け、家族で一番の元気印だった19歳の長女が突然、脳内出血で倒れました。一報を受けて駆けつけた病院では、人工呼吸器をつけて、ただただ眠る娘の姿が待っていました。それはまるでドラマのひとコマを見ているような・・・そして2週間後、言葉を交わすことも無く、天国へ逝ってしまいました。娘を亡くしたことに向き合えず、必死にいろいろをやり続ける毎日でした。生活を変える、立ち止まることが、辛すぎてできませんでした。それからは暗闇の中で「どう生きたらいいのか?」というよりも「死にたいけど死んではいけない」ところから生きる時間が始まりました。
【ささやかな光からの始まり】
真っ暗闇の中でもがく毎日に、同じ経験をした人たちとの交流は一筋の光でした。その経験から2011年3月、子どもを亡くした親の会「心のままに月の光の会」を立ち上げました。
もう一筋の光はセラピーとの出会いでした。2011年2月に岡部明美さんの松山中島ワークに参加し、繊細なセッションに優しく心が開かれていった感覚は生涯忘れません。また、山本美穂子さんの講座でもエネルギーやヒーリングなどを学び、自分自身と周りの現実への理解がより深まりました。
【そして今へ】
この辛い経験が、新しいご縁をつなぎ、信頼する仲間と出会い、本来の自分を取り戻す、自己探求と現実を変えていく力になりました。すべてが私を魂の真実へと向かわせ続けています。
2013年春「子どもを亡くした方が新しく生き直す人生に、より深く寄り添いたい」思いからセラピストとしての活動を始めました。
2019年1月よりもう一つのグリーフケアとして、「月あかりの道」を立ち上げて、大切な方を亡くした人たちの集いの場を開催しています。
癒しのみではなく、現実変化や未来創造に向けて、セッション・ワークショップなどを開催しています。