* 思 い *
突然変わってしまった人生に
心も身体も追いつかなくて悲鳴をあげる
生きる意味がわからない 私の人生もういらない
息を吸うことも罪深い 二度と幸せになってはいけない
我が子を守れなかったから どうして我が子なの・・・
これは2007年1月に娘を亡くしてからの私でした。真っ暗闇の中、自分の感覚を麻痺させて、生きてきました。薄いベールがかかった中を歩いているような・・・こんな風に生きてきたことを実感したのもつい最近です。日常生活に支障はなくても、病という形で現れなくても、心も身体も凍りついたまま生きていたようです。生きてこられたのは同じ経験をしたお仲間に支えをいただいたお蔭でした。
陽炎のような私を生きる中で、自分自身の心の内面に初めてふれたのは、2011年2月に参加した岡部明美さんの松山中島ワークショップでした。同じ経験をしたお仲間主催の「愛する人を亡くした人」限定ワークショップは、安心安全の守られた中で、心を緩めて自分に向き合える場でした。心を込めてお話を聴いていただくことで、閉じていた心の扉は開き、あたたかく寄り添っていただいたお蔭で、4年間溜め込んだ涙は怒涛の嵐のごとく流れだしました。癒された心と流れた涙の後には、新しい人生の種が生まれました。これは、人生を歩んでいく上で、自分自身の奥深くに存在している魂にふれる初めての瞬間でした。そして、その時間を持つ大切さを感じた経験でもありました。
その後、名古屋で子どもを亡くした親の会「心のままに月の光の会」を立ち上げ、岡部明美カウンセラーセラピスト養成講座東京4期と松山6期LPL研修を受講しました。そして、子どもを亡くした人が新しく生き直す人生に、より深く寄り添いたいと思い、セラピストとしての活動を始めることにいたしました。
どうぞよろしくお願いします。
2013年5月20日 荒川淳子
2011年「永遠の絆・再生への道」愛するご家族を亡くした方のために